梅雨入りしたかと思えば最速での梅雨明けになり気温も上がり夏本番ですね。
私も先日仕事中に軽い熱中症の症状が出たことがありますが、
屋外はもちろん屋内にいても暑さを我慢せず水分・塩分を適度に取りながら無理なく過ごしてください。
さて、今回は熱中症のお話ではなく、これからの季節につきもの「台風対策」についてのお話です。
今年のような短期間での梅雨明け、そして猛暑というのは観測データでいくと2018年の夏と似ているとのことです。2018年といえば近年でもっとも自然災害が多かった年です。大阪北部地震や北海道胆振東部地震はもとより、西日本豪雨、そして忘れもしない台風21号・24号による甚大な被害。
同じような災害が起きる可能性は誰にも予測できませんが、これから秋にかけて、日本周辺では台風が発生して、そのいくつかは日本に上陸して皆さんの生活を脅かすことがあるかもしれません。
台風が来るというときに、落ち着いて行動し、ご自身やご家族を危険から守れるように事前に対策しておくことが大切だと思います。今回は、台風対策として取るべき行動や注意点を詳しくまとめましたので、台風の季節に備えて、是非お読みください。
では、台風の被害を最小限にするためには、具体的にどのような対策をすればいいのか普段からできる取り組みについて案内させていただきます。
1.ベランダにある物干し竿や家の外にある植木鉢は、強風で飛ばされる恐れがあります。風雨が強くなる前に家の中に入れておきましょう。
2. 側溝や排水溝に落ち葉やごみが溜まっていないか確認し掃除しましょう。水が溢れて浸水する可能性があります。
3. 物が飛んできて窓ガラスが割れることを防ぐため、窓に雨戸やシャッターがあれば下ろしましょう。窓の鍵を閉め、カーテンも閉めましょう。窓ガラスに養生テープや飛散防止フィルムを貼ることもできます。飛来物でガラスが割れることは防げませんが、もし割れた際に室内に破片が飛び散るリスクを抑えられます。
4. ボンベ式コンロや懐中電灯、非常食など非常用品の確認をしましょう。懐中電灯などに電池が入っていることも確かめてください。
5. 断水に備え、生活用水用に湯船に満タンの水を貯め、飲料水も用意してください。停電に備え冷凍庫で保冷剤を凍らせておくと便利です。冷蔵庫の中の食料を冷やすためにも使えます。
6. 自宅や勤務先の近くの避難所がどこにあるか確認し、家族と情報を共有しておきましょう。避難時に持ち出せる、非常用持ち出しバッグの中身の定期的な補充・確認も大切です。
7. 避難所に行く時には、新型コロナウイルスの感染予防対策に、マスクや消毒用アルコール、体温計なども持参しましょう。
以上がご家庭でもできる台風対策の一例です。チェックリストもありますので参考に使ってみてください。
さて、ここまで読まれて「いやいや、火災保険に風災補償もあるし万が一の時は保険を使えばいいでしょ」と思われた方も少なくないと思います。もちろん万が一の際火災保険で台風による被害が補償できることもありますが、風災補償に免責金額(自己負担額)を設定していたり、広域被害により保険金のお支払いまで時間をいただくケースなど、保険で万全に対応できないことも考えられます。
そして、毎年のように水災や風災被害が起きている状況で今後火災保険の保険料は上昇傾向であるため、その上昇を少しでも抑えていく努力を私たち自身でもしていくことができればいいと思いませんか?被害に遭わないことが一番ですが、被害を最小限にすることが皆さんの生活を守るための第一歩だと思うので今回は台風対策についてご紹介させていただきました。
風災補償の免責金額の設定やそもそも風災補償がついているかわからないなど火災保険についてのお問い合わせは是非保険課までご連絡ください。合わせて、台風が発生して上陸の心配をする前に今回ご紹介した対策をひとつでもご家庭でやってみてください。